EMとは有用微生物群を意味する英語名、Effective
Microorganisms(エフェクティブ・マイクロオーガニズムズ)の頭文字からつけられた造語で、複数の微生物を共生させた微生物資材です。 通常、微生物は単一種類で扱われるのが普通ですが、EMには嫌気、微好気の複数の微生物が、基質を交換しあいながら共存しています。そのため、単一種類に比べ幅広い対象に有効で、現場に使用した場合、もともとそこにいた微生物と共にすぐに発酵の過程に進むことができます。この複合共生の微生物資材という点が、EMの最大の特徴です。
EM液は濃い茶色の液体で、甘酸っぱい香りがします。
有用な微生物とは?
私たちは古くから微生物の恩恵を受けています。「善玉菌」と呼ばれる微生物の働きによって作られる納豆やチーズ、キムチなどの発酵食品がその一例です。 その一方で、ものを腐敗させるものが「悪玉菌」と言われています。


実は、地球上にどれくらいの微生物が存在しているかはまだわかっていません。その数は数千万とも数億とも言われています。
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先にあげた発酵食品もですが、微生物の働きとして、落ち葉や生き物の死骸などの有機物を分解し、土に還す働きがよく知られています。 |
また、水中では、「微生物が分解して作った栄養をプランクトンなどが食べ、それをまた大きな生き物が食べる」といった生態系のピラミッドがあります。 そして、その魚などを私たちは食料としています。 つまり、私たち人間を含め、すべての生物が微生物の支えを受けているという事になります。 |
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 私たちの体にも微生物は存在しています。 例)手のひら1cm四方に10万〜100万 口の中に100億
腸の中に100兆
なぜEMか?
現在判明している微生物の中の約80%が「日和見(ひよりみ)菌」といって、「善玉菌」とも「悪玉菌」ともいえない、どっちつかずの菌であることがわかってきました。 これら「日和見菌」はリーダー的な微生物がいると、同じような働きをする傾向があります。

善玉菌が増え、その影響力が強くなると・・・ 日和見菌は善玉菌として機能する

逆に悪玉菌が増え、その影響力が強くなると・・・ 日和見菌は悪玉菌として機能する

つまり、善玉菌の影響力を強めることで、日和見菌を味方につけられるということです。 EMは「いい微生物(善玉菌)」の集合体ですので、それらを増やしていくことで、腐敗や汚染の原因となる悪玉菌に働きの余地を与えにくくすることができると考えられています。
除菌・殺菌との違い
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「除菌・殺菌」とは、これら善玉菌も悪玉菌も見境なく殺してしまうということです。 しかし、空気中にもたくさんの微生物が漂っているので、除菌・殺菌してもすぐ元通りになります。 むしろ、除菌・殺菌したことによって、より強い悪玉菌(耐性菌)が現われてくることが問題となっています。

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「悪玉菌」即「排除」ではなく、それらの働きを抑えて、善玉菌の働きを最大限に引き伸ばすことが有効な手段ではないでしょうか。
これら眼には見えない小さな生物による働きは、多くの環境問題の原因であり、結果であるでしょう。EMは有用な微生物による働きを活用した安全な技術で、農業、畜産、水質浄化などの分野において様々な成果が現れてきています。
また、環境教育の一環として学校等でも用いられています。
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